遠い思い出vol1(モロッコで砂漠気候を実感)
中学の頃、社会科の地理で習った様々な気候の特徴、例えば、熱帯、亜熱帯気候は意外に簡単に想像が付くと思います。
特に、この頃の連日の猛暑を考えれば、さらに簡単に想像できるかも(ただ、この猛暑とは微妙に違うけど)
気候の中でも砂漠気候の「一日の寒暖差が激しい」という特徴は、なかなか想像が難しいのではないでしょうか?
いくら「寒暖差が激しい」といっても、せいぜい10度やそこらで、上着1枚羽織ればいいんじゃない?と、当時若かった私は、甘く考えていました。
真冬の2月にモロッコ側の、サハラ砂漠の玄関口の街までレンタカーで旅したとき、日中は暖かく、真冬でも厚手のシャツ1枚で過ごしていました。
初めて見る砂漠で、途中で何度も駐車しては道沿いの砂漠を意味なく走ったり、寝転がったりしていました。
ところが、日が落ち始めると、まずは薄手の上着を羽織り、夜にはセーターを着て、最後にはダウンを着て完全防寒するという、正に「一日の寒暖差」を実感した一日でした。
皆さんも、学校で習った地理や世界史の、机上の知識が、体感としての知識に変わるってこと、ありませんでしたか?これも、旅の醍醐味の一つですよね。